当院の診療の三本柱は糖尿病内科・老年内科・訪問診療です。 糖尿病内科 　２００７年現在、日本では８９０万人の糖尿病患者、そして１３２０万人の予備軍　併せて２２１０万人が糖尿病の危険にさらされ、今後もその数は増えるであろうと予測されています。糖尿病は腎不全による人工透析や失明の原因の上位を占め、ＱＯＬ（生活の質）を低下させる重大な病気の一つです。ＱＯＬを低下させない為には、糖尿病を早期に発見し適切な自己管理でその進行を防ぐ必要があります。当院では、患者さんの自己管理の為に、日本糖尿病学会専門医・健康スポーツ医・糖尿病療養指導士・病態栄養専門師等が専門的な立場から患者さんの個々の病態に応じた糖尿病治療の為のサポートを行います。 老年内科・訪問診療 　我が国では高齢化社会を迎え、お年寄りの医療が問題となってきています。子供に小児科があるように、お年寄りには高齢者医療（老人科）が必要です。お年寄りは生理機能が若い頃に比べ、低下してきていますので特に病気がなくても全身的に臓器の機能の衰えが見られます。また、病気を持ったお年寄りでは、複数の疾患を併せ持つ場合が多く、さらに自覚的にも他覚的にも症状が乏しいことも大きな特色です。心筋梗塞や脳卒中などの重大な病気になってもほとんど症状のない方もいます。この様に、お年寄りには若壮年者とは違った特別な配慮が必要となります。当院では、日本老年医学会専門医が、お年寄りの特徴を十分考慮し、同時に患者さんのＱＯＬにも気を配った高齢者医療・訪問診療を行っております。